【努力の結晶】ハチミツができるまで!ハチミツの種類や効果も解説!
目次
ハチミツができるまで

みなさんはハチミツがどのようにしてできるかご存知でしょうか?
ハチミツは、巣に持ち帰った花の蜜の水分を蒸発させ、熟成させることで出来上がります。
では、どのようにして熟成させるのでしょうか。ハチミツができるまでの過程を調べてみました。ハチミツの種類、そして効果・効能も合わせてご紹介したいと思います。
まずは蜜を採取する

ミツバチが花の蜜を集めて巣に持ち帰り…。ここまでは何となく分かる方も多いでしょう。ミツバチは花から花へ飛び回って集めた蜜を体内の蜜のうに貯めて巣に戻ります。
巣に戻ったミツバチは巣の中で待っているミツバチに口移しで蜜を渡し、受け取ったミツバチが蜜を蓄える巣房に入れます。
巣房とは六角形の小部屋のことです。この時点ではまだハチミツは水分が多く、甘さも足りません。
水分を蒸発させて熟成させる

ここからミツバチは羽ばたきをして、ハチミツの水分を蒸発させ、熟成させるのです。ミツバチの寿命は30日~40日ほどと言われています。
最初の20日ほどを巣の中で仕事をして過ごし、残りの日数を採蜜に費やします。一匹のミツバチが一生かけて集める蜜の量は10g程度と言われています。
そこから水分を蒸発させてハチミツとなるのは5g前後です。ティースプーン1杯ほどでしょうか。ハチミツはまさにミツバチの努力の結晶なのです。
ハチミツの種類

純粋ハチミツ
純粋ハチミツは精製したり添加物を加えたりしていないハチミツのことで、ハチミツ本来の美容効果や健康効果を得ることができます。ですが、純粋ハチミツの中には加熱処理をされたものも多いので、注意が必要です。
ハチミツ本来の栄養素をそのまま摂取したいのであれば、加熱処理をしていない純粋ハチミツがおすすめです。不純物を取り除くためにろ過しただけで加熱処理をしていない生ハチミツは、様々な効果を得ることができます。
精製ハチミツ
精製ハチミツはハチミツから匂いや色を取り除いて加工したもので、ハチミツ加工品の一種です。清涼飲料水や食品加工にハチミツを使用する場合、匂いや色があると使用しづらいので、精製ハチミツが用いられます。加工によってハチミツ本来の栄養素はなくなっており、あるのは糖分のみです。
加糖ハチミツ
加糖ハチミツはハチミツにブドウ糖や水飴を加えたもので、ハチミツ加工品の一種です。ハチミツの含有量が全体の60%以上であれば「ハチミツ」として発売することが認められていますが、加工されたものなのでハチミツ本来の栄養素は損なわれています。
ハチミツの効果・効能

疲労回復効果
生ハチミツの主成分はブドウ糖と果糖です。これらは単糖類なので、分解する必要がなく、胃腸に負担をかけることなく素早く吸収することができます。吸収が早いとエネルギーになりやすいので、疲労回復や栄養補給に最適です。
殺菌・抗菌作用
生ハチミツには殺菌・抗菌作用があるので、のどの痛みや咳を緩和する効果があります。粘膜保護効果もあるので、のどを刺激から守ります。優れた殺菌作用で口腔内の菌を殺菌し、口内炎などの改善にも役立ちます。
美容効果
生ハチミツにはビタミンやポリフェノールが含まれています。これらには抗酸化作用があるので、美白や美肌効果があり、シミやくすみを予防することができます。摂取するだけでなく、ハチミツパックなど、直接肌にアプローチするのも有効です。
ダイエット効果
生ハチミツは砂糖よりカロリーが低く、成長ホルモンの分泌を促して脂肪を燃焼させる効果があるので、ダイエットにも適しています。GI値が低いのでインスリンの分泌を抑制し、脂肪が付きづらいのも生ハチミツの嬉しい特徴です。
整腸作用
生ハチミツにはオリゴ糖、グルコン酸、乳酸菌などが含まれています。これらの働きにより、腸内環境を整えることができ、便秘や下痢の改善に効果があります。整腸作用により、免疫力の向上や生活習慣病の予防・改善にも繋がります。
その他の効果
生ハチミツには主成分となるブドウ糖・果糖の他に、ビタミンやミネラル、ポリフェノールやアミノ酸などの栄養成分が豊富に含まれているので、上記の効果の他にも二日酔い、花粉症、むくみ予防などにも効果があります。
まとめ
ハチミツの種類と効果・効能をご紹介しました。ハチミツの中でも、何も手を加えられていない生ハチミツが栄養価の高い本物のハチミツでしたね。購入の際にはラベルや成分表示をしっかり確認し、ハチミツがもたらす様々な効果を手に入れましょう。