【疲労の種類や原因】疲労回復効果のある栄養素と食材を紹介!
目次
あなたの疲労はどの種類?

最近、疲れやすくなった気がする。寝ても疲れが取れない。そんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。疲労と一口に言っても、精神的疲労、肉体的疲労、神経的疲労など、いくつかの種類があります。
まずは、自分の疲労がどの種類なのかをしっかりと把握し、疲労の種類に合わせて効果のある食材を食事に取り入れましょう。この記事では、疲労の種類をはじめ、疲労回復効果のある栄養素や食材をご紹介します。
疲労の種類と原因

ストレスによる精神的疲労
ストレスを感じると人は精神的に疲れます。人間関係のトラブル、環境の変化、将来への不安、残業、休日出勤、結婚、出産、子育てなど、挙げ出したらキリがないですが、ストレスによる精神的疲労を抱えている人は少なくありません。
環境や生活習慣による肉体的疲労
肉体的な疲労は環境や生活習慣に起因します。暑さや寒さ、通勤や長時間労働、睡眠不足や不規則な生活など、日常生活における様々な出来事がエネルギー不足と疲労物質の蓄積を引き起こし、肉体的疲労を感じるようになります。
長時間のデスクワークによる神経的疲労
神経的疲労は脳の疲労とも呼ばれています。長時間のデスクワークなどでストレスを感じ、神経が疲労します。目の疲れなどもこれにあたります。視神経や脳が緊張した状態が続くことによって起こるのが身体的疲労なのです。
疲労回復に効果のある栄養素

ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・β-カロテン
ストレスによる精神的疲労に効く、抗酸化作用のある栄養素です。人間にはストレスから身を守る機能が備わっていますが、強いストレスが続くと自律神経のバランスが崩れます。これらの栄養素はストレスに対する抵抗力をアップし、免疫力を高めてくれるので、精神的疲労におすすめです。
ビタミンB1・ビタミンB6
体内の糖質などをエネルギーに変換する栄養素です。エネルギーとなる糖質やタンパク質を摂取しても、ビタミンB1・ビタミンB6が不足していると体内の代謝がスムーズに行われません。ビタミンB6はタンパク質の代謝に、ビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素なので、しっかりと摂取しましょう。
タンパク質・パントテン酸
傷ついた筋肉細胞を修復するのに必要な栄養素です。タンパク質は筋肉や臓器など全身を作り上げている重要な栄養素です。多数のアミノ酸が結合してできています。パントテン酸はビタミンB群に含まれる、糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠な栄養素です。
疲労回復効果のある食材

緑黄色野菜・果物
ストレスなどによる精神的疲労に効果的な、β-カロテン、ビタミンCが豊富に含まれている食材です。疲れが溜まった肉体を回復してくれる働きもあります。β-カロテンには目などの粘膜を保護する効果もあります。
うなぎ・はまち・アーモンド・植物性油脂など
精神的疲労に効くビタミンEの多い食材です。ビタミンEはビタミンCと組み合わせると、より効果が高まるので、一緒に摂取するのがおすすめです。ビタミンEには血行を良くし、冷えや手足のしびれなどを改善する効果もあります。
レバー・鶏ささみなど
糖質・脂質・タンパク質の代謝やエネルギー生成に欠かせない酵素の補助的な役割をするパントテン酸が豊富な食材です。パントテン酸にはストレスを緩和するホルモンの働きを助ける役割もあるので、精神的疲労にもおすすめです。
動物性タンパク質(肉・魚・卵など)
精神的疲労にも肉体的疲労にも効果のある食材です。ストレス症状を和らげるホルモンの材料になる食材で、睡眠を促す成分も含まれています。良質なタンパク質は筋肉の疲労回復にも不可欠なのでしっかりと補充しましょう。
豚肉・うなぎ・玄米など
筋肉の疲労回復に効果があるビタミンB1が豊富な食材です。ビタミンB1はレモンやお酢などのクエン酸を含む食材や、ニンニクや玉葱などのアリシンを含む食材と組み合わせると、相乗効果で疲労回復効果が高まります。
鰹・まぐろ・鶏肉・豚肉・アスパラガス・アボガド
エネルギー源として最も利用されやすいアミノ酸のひとつであるアスパラギン酸が豊富に含まれている食材です。アスパラギン酸には疲労回復効果をはじめ、持久力の向上や、エネルギーを効率良く量産する働きもあります。
鶏むね肉・豚ロース・鰹・まぐろ
疲労回復に効果があるイミダゾールジペプチドが含まれている食材です。疲労回復効果はビタミンCよりも高く、非常に高い抗酸化作用を持っています。イミダゾールジペプチドには疲労回復物質の生成を助ける働きがあります。
まとめ
疲労に効果のある栄養素と食材をご紹介しました。疲れたなと感じたら疲労回復効果のある食材を摂取して、ゆっくり体を休めてあげましょう。もちろん、疲労を溜めないためには、食事だけでなく、質の良い睡眠や適度な運動も必要です。