【効果・効能】鶏肉の魅力を徹底解説!部位別の特徴や調理法も紹介!

鶏肉の魅力を徹底解説!

鶏肉は、肉類の中でも比較的安価で、唐揚げ、炒め物、煮物など、様々な料理に使うことができる食材として人気があります。

部位によって栄養価は異なりますが、タンパク質をはじめ、ビタミンやミネラルなど多くの栄養素が含まれています。

また、鶏肉には、疲労回復効果や美肌効果、貧血の予防・改善など、様々な効果・効能があります。

そこでこの記事では、鶏肉の主な栄養素をはじめ、鶏肉の効果・効能、部位別の特徴やおすすめの調理法などをご紹介したいと思います。

鶏肉の主な栄養素

あらゆる組織の構成成分である「タンパク質」

鶏肉にはタンパク質が多く含まれています。タンパク質は糖質・脂質とともに三大栄養素といわれており、身体を作ったり、動かしたりするのに必要な成分です。鶏肉は特に必須アミノ酸のバランスが良く、消化吸収率が高い食材です。

肝臓機能を向上させる「メチオニン」

必須アミノ酸の中でも、メチオニンが多く含まれており、メチオニンには肝臓の毒素や老廃物を排出し、代謝を促進する働きがあります。また、血液中のコレステロール値を下げ、活性酸素を解き除く作用もあります。不足すると肝臓の機能が衰え、肝硬変や動脈硬化、抜け毛を引き起こします。

皮膚や骨・軟骨を構成する「コラーゲン」

鶏の手羽には脂肪とゼラチン質(コラーゲン)が大量に含まれています。コラーゲンはタンパク質の一種で、身体を構成するタンパク質の約30%を占めており、皮膚や骨・軟骨を構成するために必要な物質です。

目や皮膚の粘膜の健康を維持する「ビタミンA」

鶏肉のレバーにはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンに分類されます。含有量は肉類や内臓類の中で最も多くなっており、ビタミンAには目や皮膚の粘膜の健康を維持する働きがあります。

皮膚や粘膜の健康を維持する「ナイアシン」

鶏肉にはビタミンB群が含まれています。ビタミンB群はエネルギー源となるタンパク質、糖質、脂質の代謝をサポートする重要な栄養素です。その中でも特に多く含まれているナイアシンには、皮膚や粘膜の健康を維持する働きもあります。

鶏肉の効果・効能

疲労回復効果

鶏肉には疲労回復効果のあるイミダゾールジペプチドが含まれています。イミダゾールジペプチドには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制する効果があります。鶏肉の中でもむね肉やささみに多く含まれています。

美肌効果

鶏肉の手羽先には脂肪とゼラチン質(コラーゲン)が多く含まれており、コラーゲンには皮膚の老化を防ぐ効果を期待することができます。また、鶏肉に多く含まれるナイアシンには皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあるので、シミやそばかす、毛穴の黒ずみなどを改善する効果が期待できます。

貧血の予防・改善

鶏のももやレバーには鉄分が含まれているので、貧血の予防・改善効果を期待することができます。また、鶏肉のレバーには、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸も豊富に含まれており、葉酸は血液を作り出すのに欠かせない栄養素となっています。

鶏肉の部位とおすすめの調理法

せせり

鶏の首の部分です。引き締まった肉質で、噛み応えがあり、旨味があります。


おすすめの調理法:焼き鳥、カレーなどの煮込み料理。

むね肉

胸の部分の肉です。脂肪が少なく、高タンパクで、クセや臭いが少ないのが特徴です。肉質は柔らかく、味はあっさりとしてヘルシーです。


おすすめの調理法:蒸し鶏、唐揚げ、中華料理などの味付けが濃い料理。

ささみ

肋骨周辺の肉で、牛肉や豚肉でいうとヒレの部分にあたります。タンパク質が最も多い部位で、肉質は柔らかく、脂肪が少なく、あっさりとした味です。


おすすめの調理法:蒸し鶏、ササミカツ、サラダ、和え物。

もも

脚の根元の部分です。肉質は筋肉質でやや硬く、程よい脂肪があり、タンパク質、脂肪、鉄分が多く含まれています。旨味とコクがあり、幅広く使用される部位です。


おすすめの調理法:唐揚げ、焼き鳥、ソテー、煮物料理、スープなど。

手羽元

鶏の羽の根元部分です。肉質は柔らかく、程よい脂肪とコクがあります。肉と皮のバランスが良く、ダシが出る部位なので、揚げ物や煮物に適しています。


おすすめの調理法:唐揚げ、煮物、スープ。

手羽先

羽の先端の部分です。脂肪やゼラチン質(コラーゲン)を多く含む部位で、程よいコクがあります。
おすすめの調理法:焼き物、煮物、スープ。

脂肪が多く、味も濃厚で、旨味が強いのが特徴。高カロリーですが、コラーゲンが大量に含まれている部位です。炒め物や煮物にすると料理にコクを与えます。


おすすめの調理法:炒め物、煮物、焼き鳥。

レバー

肝臓にあたる部位です。ビタミンAや鉄分が多く含まれています。牛肉や豚肉のレバーほどクセや臭いがないので、食べやすいです。


おすすめの調理法:焼き物、炒め物。塩でもむ、または牛乳に漬けて血抜きをしましょう。香味野菜と一緒に調理すると食べやすくなります。

砂肝

胃の筋肉の部分です。内臓でもクセがあまりなく、コリコリとした歯応えの良い食感が特徴です。タンパク質も豊富に含まれています。


おすすめの調理法:焼き鳥、揚げ物。

ぼんじり

尾骨周りの肉です。一羽からほんの少ししか取れない希少な部位で、もっとも脂が乗っています。ジューシーでプリプリとした食感です。


おすすめの調理法:焼き鳥、揚げ物。

まとめ

鶏肉の栄養素と効果・効能、部位別の特徴をご紹介しました。高タンパク、低脂肪な鶏肉は、ヘルシーな食べ物として人気のある食材です。疲労回復効果や美肌効果など、様々な効果・効能もあるので、ぜひ食事に取り入れてみてください。