【効果・効能】マグロの魅力を解説!部位別の特徴も
魚類の中で一番栄養価が高いマグロ

三大栄養素であるタンパク質と良質な脂肪酸が豊富に含まれているマグロは、魚類の中で一番栄養価が高いと言われています。
生活習慣病の予防や老化の予防、腰痛・肩こりの改善、貧血の予防・改善、美肌作りなど、様々な効果・効能があります。
そこでこの記事では、マグロの栄養素をはじめ、効果・効能、マグロの部位など、マグロの魅力を解説していきたいと思います。
マグロの主な栄養素

頭の働きを良くする「DHA」
DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸の一種です。青魚に多く含まれている栄養素で、情報伝達をスムーズにし、脳細胞を活性化する働きがあります。また、脂質の脂肪産生を抑制する働きもあると言われています。
生活習慣病を予防する「EPA」
EPA(エイコサペンタエン酸)もオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸の一種です。血管・血液の健康を維持するために重要な栄養素で、血液をサラサラにしたり、中性脂肪値を下げたり、血管年齢を若く保つ働きがあります。
動脈硬化を防ぐ「タウリン」
タウリンはアミノ酸の一種で、コレステロールの代謝促進や肝臓強化に優れた効果を発揮する栄養素です。交感神経の高ぶりを抑え、血圧・血中コレステロールを下げ、動脈硬化を防ぐ効果があります。
身体のあらゆる組織を作る「タンパク質」
マグロには三大栄養素の一つであるタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は身体のあらゆる組織を作る大事な栄養素です。マグロのタンパク質含有量は牛肉や豚肉、鶏肉よりも多く、良質で、アミノ酸もバランス良く含まれています。
まぐろの効果・効能

学習・記憶能力の向上
マグロのトロの部分には、DHAが多く含まれています。DHAは脳の神経細胞に多く含まれており、脳の活動を活性化させる働きがあります。そのため、マグロには、脳の機能を高め、学習・記憶能力の向上や、痴呆を予防する効果を期待することができます。
生活習慣病の予防効果
EPAとDHAなどの脂肪酸は生活習慣病の予防効果があります。また、脂肪酸には中性脂肪とコレステロール数値を減らし、血液の粘度を下げ、血栓を予防する働きがあります。そのため、脳梗塞や心筋梗塞といった血管障害が原因で引き起される病気の予防にも効果があります。
美肌効果や腰痛・肩こりの改善効果
マグロの血合い部分やトロの部分にはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一つで、強力な抗酸化作用と血行を良くする作用があります。そのため、マグロには美肌効果や肩こり・腰痛の予防・改善効果があるとされています。
貧血の予防・改善効果
マグロの血合い部分には鉄分が多く含まれています。貧血には鉄分だけでなく造血効果のあるビタミンB12、ビタミンB6、葉酸を一緒に摂取することも大事です。マグロにはビタミンB12、ビタミンB6も含まれているので、貧血の予防・改善効果を期待することができます。
老化の予防
マグロには老化を予防し、身体を若々しく保つ効果のある核酸が豊富に含まれています。核酸とはデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の総称で、どちらも生命を維持するために欠かせない重要な栄養成分となっています。
マグロの部位

赤身
赤身はマグロの胴体部分の中心部にあり、頭側から「カミ」「ナカ」「シモ」の3つに分けられます。部位によって筋の入り方が異なり、タンパク質が豊富で、脂身は少ないです。背骨に近い血合いの部分には、タウリン・ビタミンE・鉄分が多く含まれています。
大トロ
トロはマグロの胴体部分のお腹側にあり、大トロは頭の近くの「腹カミ」と呼ばれる部位からとることができます。大トロは脂がぎっしり詰まっており、融点が低いので、口の中でとろけます。トロの部分にはEPAやDHA、ビタミンA・D・Eが赤身より多く含まれています。
中トロ
中トロは胴体部分のお腹側の「腹ナカ」と「腹シモ」、背中側の「背カミ」「背ナカ」「背シモ」という部位にあります。取れる範囲が広いので、色や脂身の多さにばらつきがありますが、赤身と大トロのちょうど中間あたりの食感を楽しめる部位になっています。
まとめ
マグロの栄養素と効果・効能、マグロの部位をご紹介しました。マグロは魚類の中でも一番栄養価が高いと言われています。赤身は低価格で手に入れることができるので、ぜひ食事に取り入れてみてください。タンパク質が豊富で、低カロリーなので、ダイエットにも最適です。